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2014年1〜3月の活動報告
を掲載しました。

4月の予定
4月6日  ミンウーさんのための法要・月例会議
4月13日 ビルマ水掛け祭りに出店(日比谷公園)

2008年5月10日土曜日

発足の言葉

「在日ビルマ難民たすけあいの会」発足
西田敦

ミンガラ日本語教室では、以前から生徒同士の互助会を設けていたが、その主な目的は入管等に収容されてビルマに送還される生徒への出費補填・お餞別の意味合いが多かった。しかし、そのような送還は現在はない。

牛久入管で、大瀧さんと私はビルマ人難民申請収容者への面会活動を通じて毎週一緒になった。大瀧さんは週に3〜4 回訪問して主にビルマ人男性と面会し、一方私は毎週1回女性と面会していた。入管に一年前後も収容されているビルマ人 はストレスがたまり、在所中、あるいは出所後、病気になったり、トラブルに巻き込まれる人が多いが、大瀧さんはそれこそ親身になって面倒を見ていた。その献身的な行動から、大瀧さんの通称は「日本のお母さん」であり、多くのビルマ人から慕われている。

その大瀧さんが長年の経験から、在日ビルマ人難民申請者、難民申請予定者を含む同士による助け合い積立基金の設立を訴え続け、今回設立総会を開催する運びとなった。当日は充満する熱気の中規約も発表されたが、その内容は以下のとおりである。

1.本会の理念と目的
2.組織
3.役員の任務
4.会員の義務と権利
5.会議
6.基金の集金
7.基金の使途
8.支援金貸出し

など。

以下に大瀧会長の挨拶文を載せる。

「在日ビルマ難民たすけあいの会」は3月30日に高田馬場の消費者センターにおいて設立総会を開き、発足しました。多数の方々が意見を出し合いながら、熱い思いの中でのスタートでした。この誌面をお借りして、この会の目的、内容やご協力の呼びかけをさせていただけることを感謝します。

私自身今までビルマ難民入管収容者面会や、仮放免後の支援に関わりながら、個人の力には限界があることを感じていました。支援範囲、内容についても長期的に継続するためには、大勢の力を結集した組織が必要と常々考えていました。でもそれは主人公のビルマ難民の自発的熱意、意志と協力体制が必要不可欠と考え、たすけあいの会の必要性を折りあるごとに話していました。そんな時、昨年牛久に収容されていた仲間たちが意気投合してどんどん話がまとまってきたのです。その背景には病気のため、働くことができない生活困難に面している仲間の姿もあったでしょう。それと共に、自分たちを取り巻く不安定な状況や、仮放免保証金準備の苦しみを味わったからこそ、困っている同胞を助けたいという強い気持ちが生まれていると思います。

ビルマ本国の民主化はまだまだ明かりが見えない中で、民主化活動、本国難民支援を続けながらの自分たちの生活もとても大変なことです。明日、将来の不安を抱え、もし自分が倒れたら、働けなくなったら・・・・どうしようと思いながら毎日の生活に追われ、備えも充分にないのが現実だと思います。こんな時、「たすけあいの会」があれば、いざという時の安心の頼りとなります。大勢の仲間が少しずつの積立でも続ければ大きな力になりますし、日本人の支援寄金を募り、合わせてたすけあいの基金とし、支援を必要とする仲間を支えることができます。どうぞあなたも入会してください。理想を描いていても現実は厳しいのが本当です。今後様々な問題が起こるでしょう。不安材料は沢山ありますが、初心を忘れずに充分に話し合い、検討し、コツコツと確実な歩みを進めていきたいと思います。この会が本当に力強く長く続くためには、まず会員の自覚と、会の運営がきちんと出来ることが大切です。

幸い、会の顧問に経験豊富な西田先生(U MINGALAR)はじめ、ビルマ難民支援活動を続けている熊切さんと、力強い弁舌力のあるアウン・リーさんの二人が副会長となっています。熱意ある方々が、次々と役を引き受け今後の活動について話し合っている姿は頼もしい限りです。

一人一人の力は弱くても、仲間と力を合わせて助け合う精神を会員も役員も誇りと喜びになるよう頑張りますので、よろしくお願いします。そして今後入会のお勧めが皆様にありましたら、迷わずご入会いただけますようお願い申し上げます。

追記) この会の難民とは、難民申請者、難民申請予定者を含みます。

【みんがらネットワーク25号より転載】

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