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BRSAはネーミョージンさんの釈放を求めます!
  
  BRSAが捉えた  ネーミョージン,逮捕の瞬間
      
           連行されるネーミョージン

           法廷のネーミョージン

2014年1〜3月の活動報告
を掲載しました。

4月の予定
4月6日  ミンウーさんのための法要・月例会議
4月13日 ビルマ水掛け祭りに出店(日比谷公園)

パンタノウ法廷のネーミョージン

ネーミョージンさん(以下NMZ)とアケーチャウン村で連行されたティンウィンさん(以下TW)は,その後近くのパンタノウ裁判所に連れて行かれます。そこで,法廷の準備が済むと2人は呼び出されます。午後3時半ごろのことです。

ビデオの撮影は法廷内ではダメだと裁判官に言われました。しかし,どういうわけか入口で撮影するのはOKだということで,そのまま撮影を続行しました。

以下はその法廷でのやりとりの記録です。Jは裁判官,TZはNMZの協力者のトージンさんです。(日本語訳:ラシ・ボクセン+熊切拓,ただし法律用語には専門的に不適切なものがあるかもしれません。)

 


TZ「テインウィン! テインウィン!」

法廷役人「みんな立ってください」

J「ここ法廷内でのビデオ撮影はできません。中では撮影で来ません。撮りたいのなら外からならばいいです」

J「ウ・ネーミョージン」

NMZ「はい」

J「あなたの年齢は」

NMZ「38才です」

J「父母の名前を言ってください」

NMZ「(名前を答える)」

J「母親の名前は?」

NMZ「(答える)」

J「ID番号は?」

NMZ「(答える)」

J「ビルマ人仏教徒ですね?」

NMZ「はい」

J「住所は」

NMZ「南ダゴウン(聞き取れず)」

J「10番ですね」

NMZ「いいえ,違います。」

J「すいません。出生地はタウングーのシーピンでしたね」

NMZ「はい,そうです」

J「タウングー,シーピン,〇〇……」

NMZ「はい」

J「もうひとりはウ・テインウィン。年齢はいくつですか」

TW「66才です」

J「66才。お父さんの名前を教えてください」

TW「ウ・ティンマウンです」

J「お母さんの名前は」

TW「ドウ・タンイェンです」

J「ドウ・タンイェン。あなたのID番号を教えてください」

TW「(答える)」

J「ビルマ人仏教徒ですね」

TW「はい」

J「住所はアケーチャウン村ですね」

TW「アケーチャウン村です」

J「漢方医ですね」

TW「はい」 

J「今,起訴されているのはNMZら3人です。わたしたち裁判所に訴え出たのは,パンタノウ警察署長です。2013年に平和的行進法第18条に違反して演説を行った件で起訴されています。それで,わたしたちはあなた方2人を逮捕しましたが,起訴された件については審理はまだできません。逃亡犯であるマウンマウンエー(以下MMA)容疑者の件と本件は関連しているからです。逃亡犯のMMAに逮捕状(指名手配状)が出ています。その逮捕状を裁判所に提出し,逮捕状を出し起訴した警察・検事,証人たちを取り調べます。取り調べが終わってから,逃亡犯MMAを逮捕できず,彼を裁判所に連れて来れないため,裁判所に出廷できたらこの件を調べ続けるべきだとわたしは判断します。その判断の後に,あなたたちの件を続けて審理することができます。逃亡しているMMAの件を処理してからNMZとTWの件についてわたしが引き続き審理することができます。現時点では続けて取り調べることはできません。今はNMZ2人に,裁判の段取りをわたしが説明しています。ですから,あなたたちを取り調べることがまだできないので,この第18条には保釈できる規定もあるため,わたしはあなた2人に保釈を許可します。保釈を申請しますか,しませんか?」

NMZ「わたしはいつものように保釈を申請しません。なぜなら裁判官たちが今わたしを起訴しているこの第18条に記された主旨は当てはまらないからです。わたしは現地に赴き村々を回り,ある村にたまたま寄りました。そこで出迎えてくれた村人と立ち止まって村の発展について話をすることが第18条に反するというのはおかしいです。反政府活動をしている人たち,僧侶たちの活動はこの法律に反しています。わたしは国に害をなすようなことはしていません。わたしたちを歓迎してくれた人々にわたしが話しかけたことでわたしが罪を犯したとは承服できません。わたしはなんの悪いことをしたでしょうか。悪いことはしていません。釈放を申請するということは,罪のあるものが申請するのだとわたしは認識しています。わたしは罪がないので釈放を申請しません」

J「わたしは分かっています。分かっています。しかしわたしたち裁判所というのは,審理してから判決を下します。なぜ村人が集められたかについて,彼らが不法に集められたため第18条に違反してるとわたしたち裁判所に訴えがあったため,わたしたちはこうしているのです。わたしが今いえるのは,わたしが現状について何も分からないということです。わたしたち裁判所は現時点では何も分かりません。何も分からず,この件がどこから訴えられたかといえば,NMZとTWたちに対しての訴えがあるだけです。今は警察署長からNMZとTWを18条違反で訴えるという訴状があります。あります。ありますね。それで起訴します。起訴するというのは起訴できるか判断した後に公判に持ち込むということです。そうしてからこの件の内容をわたしたちが吟味できます。警察からの訴状には細かい訴因や証拠のあるケースファイルはありません。わたしたちはただ内容について聞いただけで,あなた方2人の前にいます。わたしたちは現場に行けと言われれば,現場に行って調べます。そのためにはまず現場から証人たちを呼び寄せて調べる必要もあります。そのように調べるために,わたしたちは今ここにいるNMZとTWに釈放許可を出さなくてはなりません。この件について(その間にあなたたちが自分が無罪であるという証拠や証人を集められるように)……」

NMZ「(さえぎって)はい。いま好きなようにわたしを調べて,好きなように判決を出してください。わたしには裁判所に呼ばれるたびにいちいち出頭する時間はありません。わたしは無罪です。第18条に違反したと決めつけてわたしを訴える人を絶対に認めることはできません。はっきり申しますが,先述の通り,わたしは保釈を申請しません」

J「あなたが保釈申請しないと言ってもわたしたちにはどうすることもできません。仮保釈を申請すれば裁判所が認めると言っているだけで,あなたの事情は関知しません。誓約書を……」

NMZ「誓約書に署名はしません。わたしには罪はないのですから」

J「フマンデー(そのとおり)。でも,ちょっと聞いてください。あなたに罪のないことをその後にわたしたち裁判所が取り調べます」

NMZ「そんな無駄なサインを求められてもわたしにはいちいちしていられません!」

J「第18条は保釈を規定していますからそれに沿って裁判を進めなくてはなりません。あなたがたとえ最後まで申請したくないと言い続けても,裁判所は保釈を許可しなくてはならないのです。そのため,第18条に関して誓約書のサンプルもあります。そのサンプルに書いてある内容を読んでからサインするのです。もしそのようにサインを拒否するのであれば,わたしたちはあなたを拘束する命令を出さなくてはなりません」 

NMZ「拘束命令が出されるのならばわたしはそれに従います。なぜならわたしはこの法律に反対しているからです。」

J「そのとおり。あなたが自分の信念により活動していることは理解しています。しかしわたしたち裁判所にも手順・段取りというものがあります。政府が定めた法律通りにわたしたちは努力しなくてはなりません。そうでしょう? わたしたちのところに提出された通りにわたしたちもやらなくてはなりません。NMZたちの信念どおりにNMZたちもやってるんでしょ。それは正しいです。わたしたちもいつもの通りに(粛々と)やらなくてはなりません。もし保釈を申請しないというのならば,わたしはこの件を……」 

NMZ「(さえぎって)わたしを逃亡犯として取り調べることができるでしょう。今取り調べてください! わたしは10月に(法廷に)行けないと言いました」

J「ちょっと聞いてください。お教えします。そうではありません。(起訴状を掲げながら)警察は裁判所に容疑者なしに3件の訴状を提出し,もし逮捕されていなければ,逃亡犯の事件としてわたしは調べます。しかし警察が逮捕してきたために,わたしは今,ありのままを取り調べなくてはならないのですよ。今わたしは,今警察に逮捕されているあなたたちを勝手に取り調べる権限はありません。わたしにできることは,あなたが釈放を求めるならばそれを許可することだけです。あなたが逮捕されていないのならば,わたしはあなたの取り調べをできます。あなたを逮捕して訴えたのは警察です。民間人同士の裁判ではない。だからわたしは勝手なことはできません」

NMZ「はい」

J「それは警察の責任なのです。訴状を出した組織が被告を裁判所の前に連れてきて起訴するのが警察なのです」

NMZ「それならわかりました。ならば先生,いま彼らは第18条違反の罪でわたしを訴えています。証拠も証人も書かれていない起訴状で今わたしは訴えられています。しかし,わたしが罪を犯していないという証拠や証人が出てきて無罪となったら,わたしをこのような目に遭わせた人々をどうやって訴えたらいいですか」

J「ありません。定められていません」

NMZ「定められていない? ではわたしたちは一方的にやられるばかりではありませんか。わたしたちは不当に訴えた人たちを訴える権利がなくてはなりません」

J「聞いてください。第18条には逆の方法は定められていません。ですが,他の方法は,あなたはそれらのことに理解のある弁護士を立ててください。わたしたち裁判官の立場から助言することはできません。わたしたちは判決することだけができます。わたしはあなたにこれ以上助言できません。もしNMZさんたちに判決を下し,有罪あるいは無罪としたことによる損害が生じたとしたら,NMZさんは法律の分かる人に相談して裁判をし,訴えることはできます。わたしたち裁判所は,助言はできません。何条何条で訴えなさいとか,こうしたこうできるなどの助言は裁判所は与えることはできません。裁判長というのは判決を出すのが仕事でしょう? だからわたしは細かく説明しています。わたしは保釈を認ることは認めます。今はあなたがサインしなかったら,拘束命令を出します。もし命令を出したとしたら,この件は逃亡犯に関連している事件であるため,逃亡犯を現時点では逮捕できる状態ではない,と見込んでいるので,国民の証人たち,容疑者を逮捕した警察,役人たち審理してから,NMZたちについて審理しなくてはならないので,刑務所の中にいるのは長引きます」

NMZ「長引いてもしょうがない。わたしたちは国がよくなるようにと思っているので,外にいようと中にいよう長引こうと問題ではありません」

J「わたしはできる限りあなたに説明しています」

NMZ「あってはいけない憲法と法律だからです。わたしは全面的に反対しています」

J「その通りです。ですが現時点ではこの憲法法律は有効なんだよ?」

NMZ「そうです。わたしたちの政府自身も変えようとしています。この事件についても,確かな証拠・証人もなく起訴をした組織に反論する権利がないためにいま一方的に被害を受けています。これにわたしは決着をつけたいのです。ある村に着いて出会った人と話すたびに逮捕されるのであれば,すべての人間は刑務所行きです」

J「それでNMZは釈放申請をしない。でもわたしたち裁判所は釈放を認めます。誓約書に署名しないのであれば,拘束命令を出さなければなりません」

NMZ「はい」 

J「TW,釈放を求めますか。釈放を申請しなくても,わたしたちは釈放を認めます。法律上釈放を認めなければならないので,釈放を認めます。だから,誓約書に署名してください。誓約書を読んで理解した上で,サインしてください。誓約書の内容を簡単に説明します。誓約書は裁判所が呼び出すたびに出頭しますという内容です。これに署名してから釈放します」 

NMZ,TWに小声で「あなたは身体のことがあるから署名してください」

NMZ,裁判官に「彼の健康状態ですが,数日前に目の手術をしたばかりです」 

J「(NMZの言葉にかぶせて,TWに)わたしの言っていることが分かりますね」 

TW「はい」 

J「NMZとTWが自分の信念で活動しているのは正しいです。わたしたち裁判所も通常通りのやり方で法律通りにやらなくてはならないでしょ。わたしたち裁判所に,はっきりいえば,この事件が提出されなければ, NMZたちと会う理由などないでしょう?」 

NMZ「正式に起訴するしないを法律省(裁判所)が判断するのですか」 

J「(NMZの言葉を遮って)わたしたち法律省には起訴するかしないかを判断する権限はありません。警察が立件します。警察が検事の助言を受けます。今ここで座っているのは検事です。検事は起訴する組織の人間です。検事は検察庁から来ました。ここは裁判所です」 

NMZ「どうぞお好きなように。わたしたちは法律……(言葉に詰まる)この裁判は歴史に残るでしょう」 

J「そうじゃない。わたしがあなたたちが理解しないことを心配して説明しているのです」 

NMZ「分かっています」

J「わたしたちはあなたを起訴する組織ではありません。わたしたちは裁判所です。起訴する組織があなたたちを起訴しなければ,わたしもこの件を審理する必要はないのです」

NMZ「はい」

J「そうでしょう? 向こうから起訴して来たからなのであって,わたしたち裁判所ものんびり何の事件もなく平凡にいたいでしょ。こういう(やっかいな)起訴をやられると,わたしたちも調べなければならないんですよ」 

NMZ「はい。保釈の件についてわたしはサインを自分がしたいときにします。いまはサインできません」 

J「いま,わたしは裁判所の開廷日を変更しなくてはなりません。近い日に決めましょう。わたしは28日にマアウンテーに行かなければなりません。それから18,19,20,21,22は職務でネーピドーに行かなければなりません。だからわたしはその前に開廷日を決めます。いつにするかと言うと,今日は13日ですから,15日を開廷日としましょうかね。その方がはっきりしますね。あなたに何かするためではありません。なぜなら,NMZが誓約書に署名したとしたら,その日にひとつチャンスを与えることができます。なぜなら,保釈を出せる法律ですから。さもなければ,18,19,20,21,22日を飛ばして25日の開廷日になってしまいます。(法廷役人に)TWには誓約書を出してください。NMZにも出してください。署名するかしないかは彼の好きなように。この通りわたしたち裁判所はちゃんと説明しました」 

NMZこのとき座る。

J「どうぞどうぞ座って座って」

TZ「(NMZに対して説得)刑務所の中にいては国民のために何もできません。外にいてこそ国民のために働くことができます。だからわたしは誓約書にサインしてほしいです。誓約書は『わたしは間違いを犯しました。間違えました』と認めるものではありません」

仲間(農民)「裁判が法廷への出頭を命じる時には欠席せずに命令に従いますという誓約だけです」

NMZ「わたしに罪があるとしたら,今すぐわたしに判決を下してください。わたしは逃げたりしません。悪いことがあればわたしは反省します。自分が正しいと思えば,恐れずに貫きます。わたしたちは逃げも隠れもしません。国ために働いているのです。間違ったことをしていれば反省します。正しいことをしていると思えば,勇敢にやり抜きます。わたしたちはおかしなことは何もしていません」

(電話や他の会話と重なってよく聞き取れず)

J「あなたの有罪無罪を決めるために署名するのではないのです」

TZ「何もできなくなります。外にはやることが一杯あります。貴重な時間を大切にしてください」

(他の人も説得)

(逮捕するためか,警察官入ってくる) 

NMZ「裁判官,この件に関してどれだけ開廷日を決めたら,すべてが終わるのですか?」 

裁判官,眼鏡を取る。

J「裁判所はこの件ひとつだけを扱っているわけではありません。しかし,わたしはできるだけ早く審理して差し上げます。審理するといっても,逃亡中のMMAが不在のまま審理を進められるように,原告と協議してみます。それで,警察を調べ証人たちを調べます。逃亡犯のMMAを逮捕してくれば,3人いっぺんに審理できるので早く終わります。」 

NMZ「その日の裁判に出廷すべき人をみんな呼んで裁判すべきなのです。どうしてわたしたちふたりだけなのですか」

J「わたしたちは警察側が提出した訴状通りに裁判しなくてはなりません」 

NMZ「先生方もお給料をもらってこのような下らないことをして,国の財産を無駄にしてるとは」 

J「わたしのところに警察署長から訴状が送られてこなければ,わたしはやりませんよ! 訴えてくる人たちがいるから,わたしたちも対応しなければなりません。『ヘイ,おまえこっちに来て訴えなさい!』などとわたしたちが呼び出しているわけではありません」 

NMZ「罪が明らかでもない,証拠も証人もない訴えを起こした人たちにわたしたちはどうやって訴えることができるでしょうか」

J「事件に関して500以上の法律があります。これを調べて自分がどれに当てはまるか,考えて,法律が分かる人に相談して,訴え返すことができます。本当はわたしの口からあなたにいうべきことでありませんが,それで,わたしたち裁判官はあなたに保釈を要求します。あなたが保釈を申請するかは別としてわたしたち裁判所は保釈を認めます。保釈されるためにあなたは,誓約書に署名しなければなりません。そこで,今の時点で誓約書をもう出してあります。TWは誓約しますね。TWの父親はウ・ティンマウンで,アケーチャン村(住所などの確認)」 

J「許可します,許可します」

TZ「あなたが間違ったことをしたということを認める誓約書ではありません」

NMZ「(TZに)われわれもこの法律があるかぎり,同じことが繰り返されるのですよ! 国のため国民のためにならない法律です」 

J「誓約書の内容を読んでください。あなた,目が見えないんでしょう。読んであげなさい」 

TZ「(立ち上がって)わたしが読んでさしあげます」 

J「いいですよ,読んでください」 

TZ「(誓約書を読み上げる)『裁判官の前に審理される時の誓約と保釈に関する法律466/4972,4991によりパンタノウ郡裁判所2013年条文291,ウ・ティンマウンの息子であるアケーチャウン村在住のわたくし,ウ・テインウィンは法律18条について訴えられており,この件に関して異議を申し立てるためにパンタノウ郡裁判所に出頭しました。そして裁判官が保釈を認め,その訴訟内容に異議申立てを行うために次の2013年11月15日午前10時に裁判所に出廷いたします。わたくしは開廷日には必ず来ることを誓約いたします。わたしは自分が誓約を守らず欠席した場合はミャンマー連邦政府により100,000チャットを没収されます。わたしは上記の件に関して誓約いたします。2013年11月13日 (ウ・テインウィン署名)』」

J「ねえ,わたしたちが読むと,目が悪いからわからなかったと後で問題になるから,読んでもらったのですよ。内容に同意されるなら今署名をしてください。今はあなたたちに正式に審理はしていないということをここに確認します。弁護士を雇いたいならば雇ってくださいね」

TZ「これはNMZが間違っているということではありません。」

NMZ「わたしは間違っていないよ。でも向こうが訴訟を仕掛けてきたんだ」

TZ「向こうは向こうで勝手にやっていることですよ。これは特定の人を相手にして反論すべきではありません。わたしたちがすべきなのは,この法律を廃止するために活動することです」

NMZ「この国にこの法律がある限り反対すべきです」

TZ「ここでやることではありません」 

NMZ「今ここでも戦ってるんですよ」

TZ「刑務所の中に入ってしまったら,わたしたちの活動が停止してしまいます。この第18条を……」

NMZ「(TWに)裁判所が呼び出すたびにわたしは来れないからこう抵抗しているんです。わたしには予定が一杯です。裁判所から呼び出されるたびにここに来なければならないのならば,仕事ができません。外にいては忙しい。刑務所の中にいれば活動ができなくても時間はある。時間があれば好きなように早く審理を堂々と受けて立つ」

TZ「お兄さん,開廷日は向こうが決めるんですよ。開廷日まであなたは刑務所で待っているしかないんですよ。でも,外にいれば国民の発展のためにたくさんのことができます。刑務所に入ったらそんなことできなくなってしまうんですよ」

NMZ「国の政治がよければ国はよくなる。国の政治が悪くなると悪くなるし,国民もひどい目に遭うんだ」

J「では,次の開廷日を……」 

NMZ「わたしは暇な人間ではない。忙しいのです」

J「あなたが誓約書にサインしないのなら,わたしは開廷日を今決めます。28日にします」 

NMZ「わたしは金曜日に来ます。金曜日に来ます」 

J「警察がこの訴状を出さなければ……」 

NMZ「わかっています」 

J「今のあなたの状況は逮捕された状態です。警察が逮捕して連れてきた状態です。なので誓約書に署名しなければ,わたしたち裁判所は拘束命令を出さなければなりません」 

NMZ「裁判所の先生方の好きなように決められるでしょう」 

J「そうではありません。そうではありません。あなたがサインしなければ,拘束命令を出さなければならないのです。個人的ではなく法律的に話しているのです。サインしてください。サイン! これは裁判所だけが勝手に決めるものではありません。警察や原告との関係がありますから裁判所だけで決定はできないのです」 

NMZ「(携帯を置いて)わたしとしてはサインしたくはない。しかし,仲間や期待してくれている人たちに迷惑をかけるわけにはいかない。なのでサインします」 

J「次の開廷日は28日,28日金曜日です。もしあなたがサインしなかったら,わたしが帰ってきてからの28日以降になってしまったでしょう。逃亡犯MMA不在のまま28日にまとめて審理してしまいます。MMA不在のまま審理を始めてしまいます。弁護士をつけたいのであれば今日からこの28日までの間に決めてくださいね」 

NMZ「28日の前までに弁護士を決められるというのですね」 

J「28日にはあなた方2人を審理しません。MMAの件を先に被疑者不在のまま審理します」 

NMZ「MMAの件を審理する時にわたしたちもここに来て,出廷しなければならないのですか」 

J「はい,そうです。あなたたちは来なければなりません」 

NMZ「わたしたちを審理する日程を決めてください」 

J「MMAの件を審理する日にあなたたちは来るべきですが,その日にあなたたちが来たくないというのならば,欠席理由書を提出してください。来れない理由を書いて出してください。わたしたちができるだけうまく調整しますので。弁護士が必要ならばこの間に依頼してくださいね。では終わりですね」 

退出。

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